December 20, 2009

お知らせなど

おかげさまで,12月17日付で弁護士登録することができました。

私の知っている方も知らない方も,表だって又は陰ながら見守ってくださった方々に,この場を借りて御礼申し上げます。

ロースクール入学前に始めたこのブログについては,いろいろと思う所もあり,今後どのような形にするか思案中です。

方針が決まりましたら,また改めてお知らせします。

※ このブログのコメントは現在承認制になっていて,管理人である私が決定するまでは公開されない仕組みになっています。非公開を前提とした私信等も可能ですので,御意見などあればコメントの投稿という方法によりお伝えいただくこともできます。

November 14, 2009

月に水

これって画期的なことなんだろうか。凄いことのような気もするが,よく分かりません。

NASA、月に水の存在を確認
11月14日5時38分配信 産経新聞

 【ワシントン=山本秀也】月の表層内部を探査していた米航空宇宙局(NASA)は13日、水の存在が確認できたと発表した。月探査機LCROSS(エルクロス)を使って先月行われた月の南極付近への衝突実験の結果、少なくとも約90リットル相当の水分が飛散したと判定した。NASAでは引き続き詳しいデータ解析を続けるとしているが、水の埋蔵量は相当量に上るとされる。

 LCROSSが突入したのは、南極付近のクレーター内部。常に太陽光が当たらない部分があるため、地表付近に水分が氷の形で存在する可能性があるとされていた。仮に氷の存在が判明すれば、飲み水として利用することができるほか、分解して水素を燃料用、酸素を呼吸用として使える可能性もあり、宇宙基地建設の最有力候補にもなる。

 NASAは13日の声明で「今回の発見は、月(の形態)を理解する上で新たな1ページを開くものだ」と意義を強調した。

November 23, 2008

ネバダを読まねば

株とか金融とか経済にはまったく疎いこの私が頼りにしている経済情報のレポートがこれ。

Nevada Economic Report

このサイト、金融商品で稼ごうとしている人たち向けの情報提供が目的だと思うのだが、記事にはやたら悲観的で危機感を煽ることばかり書いてある。でも一番的を得ているような気がする。

実際そのとおりになってきているし。

November 11, 2008

大胆不敵な希望

バラク・オバマ『合衆国再生』(原題 The Audacity of Hope(大胆不敵な希望)、ダイヤモンド社)を読む。

彼の政策ビジョンを描いたものだが、自伝である『マイ・ドリーム』の続編としても読める。

大統領選挙への立候補を決める前に書かれたものであり、彼の名を全米に轟かせることになった1994年民主党大会での基調演説についてエピローグで述べられている。

ここで彼が考察しているさまざまな政策提言の中に見ることができるのは、新現実主義とでも言うべき現実的、実践的アプローチであり、極端の考え方を排して、進歩的な融合と調和を目指すやり方だ。

たとえば彼はイリノイ州の上院議員時代、死刑事件の取調べ過程のビデオ録画を課す法案の発起人になっている。州の検察官と警察は当然ながら断固反対し、死刑廃止者からも反対の声が上がった。

彼は検察官、弁護人、警察、死刑反対者たちと集会を繰り返し、深刻な意見の相違に焦点を定めるのではなく、共通認識について訴え、警察側の修正案を取り入れた結果、法案はイリノイ州全員一致で通過し、成立した。

警察から、録画するのは自白の部分だけにすべきとの提案を受けたとき、彼は、この法案の目的は強要されて自白したのではないという確信を一般市民に与えることにあるのだと主張し、断固譲らなかった。

白か黒か、青か赤かという単純な対立構造を超えて、両者の共通点を見出し、融合し、引き出す力。彼の視点は常にそのような柔軟な想像力に基づいている。

彼の人となりが知りたければ、最終章の「家族と生活」を読むだけでも、人柄が伝わってくるだろう。

失政や状況の困難さに打ちひしがれるアメリカ国民に希望を与えるだけの説得力を、この本は確かに持っている。

November 09, 2008

YES HE CAN

「今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、メーン・ストリート(普通の町の中央通り)が苦しんでいるのにウォール・ストリートだけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。」(オバマ氏の勝利演説より)

勝利演説の全文翻訳はこちら(加藤祐子氏による)

11月4日にアメリカで起こった“CHANGE”(僕は敢えて「革命」と呼びたい)について、日本のマスコミは決して十分に伝えていない。

オバマの勝利が決まった夜、全米の至るところで自然発生的に行われた街頭でのパレードと、そこでの民衆の歓喜の爆発とも言うべき模様は、日本のテレビを見ているだけではまったく伝わらないだろう。(例えばこのサイトを参照のこと。)

そこで感涙にむせび、喜びを爆発させているのは、黒人だけでもなければ、若者だけでもない。それはアメリカの民主主義を支えている人民の姿そのものだ。

天性の政治家である白川勝彦氏は、さすがに事の本質を捉えている

単純化すれば、オバマが唱えたのは、「テロとの戦い」ならぬ「貧困との戦い」である。貧しさには、肌の色は関係ない。もちろんそれだけではない。2000年からの2期にわたるブッシュ政権によって、アメリカの民主主義が愚弄され、愚かさの支配に屈従せざるをえなかったことへの、心ある人々の鬱積した不満もあっただろう。

オバマは、その雄弁をもって、声なき人々の声を代弁した。演説の見事さを強調しすぎるのは無意味だという意見もあるかもしれない。しかし、政治においては、コトバは圧倒的に重要なのである。否、もともと実体のない人々の希望、欲求を相手にする政治という世界においては、民衆のコトバに対する共感がすべてといっても過言ではない。

率直に言って、オバマ政権の前途は多難というほかない。いくら優秀なブレーンをもってしても、アメリカ一国の力だけで現在の経済問題が解決できるとは思えないし、貧困との戦いに容易く勝利できるとも思えない。しかし、あの夜、アメリカ人民が表現した魂の底からの喜びを見る限り、オバマ政権は、それを乗り越えて民衆の信頼を勝ち取るだけの力があるのではないかと思っている。

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November 08, 2008

マイ・ドリーム(2)

「法律の勉強をしていると、時に失望してしまうときもある。融通の利かない規則や古い手続を、厳しい現実に適用しなければならない。法律は、見かけをよくする粉飾決算のようなものであり、権力者の行動をコントロールしようとし、そして大抵は、弱者に対して、あなたたたちの状況は道徳的に正当なものだと説明しようとするものである。

しかし、それが法律の全てではない。法律とは記憶でもある。長い間交わされてきた会話や、国が自らの良心と葛藤していることを記録したものでもあるのだ。

『われわれは次のことを自明の理であると信ずる』という独立宣言の文言から、私は奴隷廃止論者ダグラスや黒人民族主義運動の指導者デラニー、ジェファーソンやリンカーンの魂を感じ、キング牧師やマルコムXの言葉に生命を吹き込んだ無名のデモ参加者たちの苦悩を思う。有刺鉄線の向こうに拘留された日本人家族や、イーストサイドにある悪条件の工場で型紙を作っているロシア系ユダヤ人や、僅かな持ち物をまとめてトラックに積み込んでいる中南部の農民たちの声が聞こえてくる。空腹を我慢しながらメキシコ国境を越えようとしている人々の声も聞こえる。

誰かに認められたいと訴える人々の声、私の人生を形作ってきた疑問と全く同じ疑問を抱える人々の声、夜遅くに私が死んだ父親に問いかけているのと同じ疑問を抱える人々の声が聞こえてくる。

私たちのコミュニティーとは何だろう? コミュニティーとわれわれの自由はどうしたら調和させることができるのだろう? 

単なる力を正義に変え、単なる感情を愛に変えるには、どうすればいいのだろう? 

法律の教科書にある答えでは満足できないこともあった。ブラウン対教育委員会判決のような進展も多い反面、便宜や欲のために良心が犠牲になった判例もたくさんみつけた。それでも、その背景にある人と人の会話や声を聞くと、少しは勇気付けられ、人々が疑問を投げかけ続ける限り、私たちを結び付けている共通の価値観が、いつか認められるときが来るだろう、と思われた。」(バラク・オバマ著『マイ・ドリーム』より)


彼が上院議員になる前、もちろん大統領候補となり、米国史上初の黒人大統領に選出される遥か以前に書かれた著書の中に、彼の現在の問題意識は既にはっきりと見て取れる。

『マイ・ドリーム』の主旋律は、著者が白人の母親とケニア人の父親のルーツを尋ねることを通して、人種を超えた新しい価値観、新しい信念を発見していく過程なのだが、最もリアリティを持って迫ってくるのは、シカゴの荒んだ黒人居住地区を再生させようとコミュニティ・オーガナイザーとして活動する「第2部」である。

この記述を読めば、アメリカ社会の変革を訴えるオバマの声が、下層市民向けのリップサービスなどではありえないことがよく分かる。

幼少時から10代の遍歴を綴った「第1部」では、いわゆる「貧困層」の出身ではなく、純粋なブラックでもない著者が、それだからこそ「見えない壁」を鋭敏に感じ取り、自覚的になり、両極端の見解の間で葛藤する様子がリアルに描かれている。

文章も巧みで、一つ一つのエピソードが生き生きとして、優れた青春小説を読んでいるかのような読後感がある。


僕はもちろん、オバマ大統領が今のアメリカと世界が抱えている問題をすべて解決できるとは考えていない。オバマ氏は打ち出の小槌を持っているわけではない。彼自身が認めているとおり、任期中に問題解決への筋道をつけることさえ困難かもしれない。

しかし、少なくともアメリカは、今自らにとって必要な最良の人物を選択したと思う。

“There will be setbacks and false starts. There are many who won't agree with every decision or policy I make as President, and we know that government can't solve every problem. But I will always be honest with you about the challenges we face. I will listen to you, especially when we disagree. And above all, I will ask you join in the work of remaking this nation the only way it's been done in America for two-hundred and twenty-one years - block by block, brick by brick, calloused hand by calloused hand. ”

「これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。

けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。」

勝利演説の全文翻訳はこちら(加藤祐子氏による)

November 07, 2008

マイ・ドリーム

おそらく今世界で最も注目されている人物、バラク・オバマ氏の自伝『マイ・ドリーム』(ダイヤモンド社)を、注意深く読んでみた。

彼が33歳のとき、ハーバード・ローレビューで初の黒人編集長になったことをきっかけに書かれたこの本は、一人の優れた若者の真摯な内的探求の記録である。

現代の複雑な米国社会で黒人男性として生きることを余儀なくされた、鋭い知性と感受性の持ち主が味わった葛藤、苦悩、苦痛、そして束の間の充実感などが、ヒリヒリするほどのリアリティをもって綴られている。

超人的なカリスマ指導者ではなく、愛すべき悩める友人の心の中を覗いたような気分にさせられる。

あの歴史的なシカゴでの勝利演説と併せてこの本を読むとき、選挙の日に世界中に配信されたあの映像、アメリカ全土で、白人も黒人も、老いも若きも、涙を流しながら抱き合ってオバマ大統領の誕生を喜び合ったあの光景は、一層感慨深く心に迫ってくる。

November 05, 2008

God Bless

バラック・フセイン・オバマ氏が米国大統領に選出。

この勝利によって、アメリカだけでなく、全世界に祝福がもたらされんことを。

アメリカが民主主義国家の模範たりえるか、今後4年間で試される。

オバマ大統領の勝利スピーチ全文;

非常に格調の高い、素晴らしい演説だと思う。
過去の偉大なアメリカのスピーチ;リンカーン、ルーズベルト、ケネディ、キング牧師のエッセンスを含みつつ、かつシンプルで力強い。構成も見事だ。
僕は正直言ってオバマ氏についてあまり知らなかったが、この演説には感銘を受けた。

この映像と共に、耳を傾けて欲しい。

If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible; who still wonders if the dream of our founders is alive in our time; who still questions the power of our democracy, tonight is your answer.

It's the answer told by lines that stretched around schools and churches in numbers this nation has never seen; by people who waited three hours and four hours, many for the very first time in their lives, because they believed that this time must be different; that their voice could be that difference.

It's the answer spoken by young and old, rich and poor, Democrat and Republican, black, white, Latino, Asian, Native American, gay, straight, disabled and not disabled - Americans who sent a message to the world that we have never been a collection of Red States and Blue States: we are, and always will be, the United States of America.

It's the answer that led those who have been told for so long by so many to be cynical, and fearful, and doubtful of what we can achieve to put their hands on the arc of history and bend it once more toward the hope of a better day.

It's been a long time coming, but tonight, because of what we did on this day, in this election, at this defining moment, change has come to America.

I just received a very gracious call from Senator McCain. He fought long and hard in this campaign, and he's fought even longer and harder for the country he loves. He has endured sacrifices for America that most of us cannot begin to imagine, and we are better off for the service rendered by this brave and selfless leader. I congratulate him and Governor Palin for all they have achieved, and I look forward to working with them to renew this nation's promise in the months ahead.

I want to thank my partner in this journey, a man who campaigned from his heart and spoke for the men and women he grew up with on the streets of Scranton and rode with on that train home to Delaware, the Vice President-elect of the United States, Joe Biden.

I would not be standing here tonight without the unyielding support of my best friend for the last sixteen years, the rock of our family and the love of my life, our nation's next First Lady, Michelle Obama. Sasha and Malia, I love you both so much, and you have earned the new puppy that's coming with us to the White House. And while she's no longer with us, I know my grandmother is watching, along with the family that made me who I am. I miss them tonight, and know that my debt to them is beyond measure.

To my campaign manager David Plouffe, my chief strategist David Axelrod, and the best campaign team ever assembled in the history of politics - you made this happen, and I am forever grateful for what you've sacrificed to get it done.

But above all, I will never forget who this victory truly belongs to - it belongs to you.

I was never the likeliest candidate for this office. We didn't start with much money or many endorsements. Our campaign was not hatched in the halls of Washington - it began in the backyards of Des Moines and the living rooms of Concord and the front porches of Charleston.

It was built by working men and women who dug into what little savings they had to give five dollars and ten dollars and twenty dollars to this cause. It grew strength from the young people who rejected the myth of their generation's apathy; who left their homes and their families for jobs that offered little pay and less sleep; from the not-so-young people who braved the bitter cold and scorching heat to knock on the doors of perfect strangers; from the millions of Americans who volunteered, and organized, and proved that more than two centuries later, a government of the people, by the people and for the people has not perished from this Earth. This is your victory.

I know you didn't do this just to win an election and I know you didn't do it for me. You did it because you understand the enormity of the task that lies ahead. For even as we celebrate tonight, we know the challenges that tomorrow will bring are the greatest of our lifetime - two wars, a planet in peril, the worst financial crisis in a century. Even as we stand here tonight, we know there are brave Americans waking up in the deserts of Iraq and the mountains of Afghanistan to risk their lives for us. There are mothers and fathers who will lie awake after their children fall asleep and wonder how they'll make the mortgage, or pay their doctor's bills, or save enough for college. There is new energy to harness and new jobs to be created; new schools to build and threats to meet and alliances to repair.

The road ahead will be long. Our climb will be steep. We may not get there in one year or even one term, but America - I have never been more hopeful than I am tonight that we will get there. I promise you - we as a people will get there.

There will be setbacks and false starts. There are many who won't agree with every decision or policy I make as President, and we know that government can't solve every problem. But I will always be honest with you about the challenges we face. I will listen to you, especially when we disagree. And above all, I will ask you join in the work of remaking this nation the only way it's been done in America for two-hundred and twenty-one years - block by block, brick by brick, calloused hand by calloused hand.

What began twenty-one months ago in the depths of winter must not end on this autumn night. This victory alone is not the change we seek - it is only the chance for us to make that change. And that cannot happen if we go back to the way things were. It cannot happen without you.

So let us summon a new spirit of patriotism; of service and responsibility where each of us resolves to pitch in and work harder and look after not only ourselves, but each other. Let us remember that if this financial crisis taught us anything, it's that we cannot have a thriving Wall Street while Main Street suffers - in this country, we rise or fall as one nation; as one people.

Let us resist the temptation to fall back on the same partisanship and pettiness and immaturity that has poisoned our politics for so long. Let us remember that it was a man from this state who first carried the banner of the Republican Party to the White House - a party founded on the values of self-reliance, individual liberty, and national unity. Those are values we all share, and while the Democratic Party has won a great victory tonight, we do so with a measure of humility and determination to heal the divides that have held back our progress. As Lincoln said to a nation far more divided than ours, "We are not enemies, but friends...though passion may have strained it must not break our bonds of affection." And to those Americans whose support I have yet to earn - I may not have won your vote, but I hear your voices, I need your help, and I will be your President too.

And to all those watching tonight from beyond our shores, from parliaments and palaces to those who are huddled around radios in the forgotten corners of our world - our stories are singular, but our destiny is shared, and a new dawn of American leadership is at hand. To those who would tear this world down - we will defeat you. To those who seek peace and security - we support you. And to all those who have wondered if America's beacon still burns as bright - tonight we proved once more that the true strength of our nation comes not from our the might of our arms or the scale of our wealth, but from the enduring power of our ideals: democracy, liberty, opportunity, and unyielding hope.

For that is the true genius of America - that America can change. Our union can be perfected. And what we have already achieved gives us hope for what we can and must achieve tomorrow.

This election had many firsts and many stories that will be told for generations. But one that's on my mind tonight is about a woman who cast her ballot in Atlanta. She's a lot like the millions of others who stood in line to make their voice heard in this election except for one thing - Ann Nixon Cooper is 106 years old.

She was born just a generation past slavery; a time when there were no cars on the road or planes in the sky; when someone like her couldn't vote for two reasons - because she was a woman and because of the color of her skin.

And tonight, I think about all that she's seen throughout her century in America - the heartache and the hope; the struggle and the progress; the times we were told that we can't, and the people who pressed on with that American creed: Yes we can.

At a time when women's voices were silenced and their hopes dismissed, she lived to see them stand up and speak out and reach for the ballot. Yes we can.

When there was despair in the dust bowl and depression across the land, she saw a nation conquer fear itself with a New Deal, new jobs and a new sense of common purpose. Yes we can.

When the bombs fell on our harbor and tyranny threatened the world, she was there to witness a generation rise to greatness and a democracy was saved. Yes we can.

She was there for the buses in Montgomery, the hoses in Birmingham, a bridge in Selma, and a preacher from Atlanta who told a people that "We Shall Overcome." Yes we can.

A man touched down on the moon, a wall came down in Berlin, a world was connected by our own science and imagination. And this year, in this election, she touched her finger to a screen, and cast her vote, because after 106 years in America, through the best of times and the darkest of hours, she knows how America can change. Yes we can.

America, we have come so far. We have seen so much. But there is so much more to do. So tonight, let us ask ourselves - if our children should live to see the next century; if my daughters should be so lucky to live as long as Ann Nixon Cooper, what change will they see? What progress will we have made?

This is our chance to answer that call. This is our moment. This is our time - to put our people back to work and open doors of opportunity for our kids; to restore prosperity and promote the cause of peace; to reclaim the American Dream and reaffirm that fundamental truth - that out of many, we are one; that while we breathe, we hope, and where we are met with cynicism, and doubt, and those who tell us that we can't, we will respond with that timeless creed that sums up the spirit of a people:

Yes We Can. Thank you, God bless you, and may God Bless the United States of America.

全文翻訳はこちら(加藤祐子氏による)

シカゴのみなさん、こんばんは。

アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。

この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。

老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の集まりだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。

私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。

ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。

先ほど少し前に、マケイン上院議員から実に丁重な電話をいただきました。マケイン議員はこの選挙戦を長く、激しく戦ってきた。しかし議員はそのずっと前から、愛するこの国のために、もっと長くもっと激しく戦った人です。マケイン氏がこの国のために払ったすさまじい犠牲のほどを、私たちのほとんどは想像すらできない。勇敢で、わが身を忘れて国に献身するジョン・マケインというリーダーがこれまで国のために尽くし、働いてくれたおかげで、私たちの世界はより良いところになりました。

私はマケイン議員を称えます。そしてペイリン知事を称えます。マケイン議員たちが成し遂げてきたことを称えます。そしてこれから、この国の約束を再生させるため、マケイン氏たちと共に働くのを楽しみにしています。

これまでのこの旅路を共にしてくれたパートナーに感謝したい。彼は心を尽くして戦い、(ペンシルベニア州)スクラントンの街で一緒に育った人たちのために語ってきた。デラウェアの自宅に電車で帰る際、一緒に乗り合わせる人たちのために戦ってきた。アメリカの次期副大統領ジョー・バイデンに、私は感謝したい。

そしてこの国の次のファーストレディ、ミシェル・オバマ。彼女が絶え間なく私を支えてくれなければ、16年前からずっと最高の親友でいてくれた彼女が、礎となって家族を支えてくれた彼女が、私にとって最愛の彼女がいなければ、私は今夜ここに立っていません。

サーシャとマリーヤ。君たちにはちょっと想像もつかないほど、お父さんは君たちを愛しているよ。君たちふたりもがんばったから、約束した通り、ホワイトハウスには、新しく飼う子犬を一緒に連れて行けるよ。

祖母はもうこの世にはいませんが、いま見守ってくれているはずです。私という人間を作り上げてくれたほかの家族と一緒に、祖母は見守ってくれています。今夜ここに家族のみんながいたらいいのに。それは少し寂しい。両親や祖父母が私に与えてくれたものは、あまりに計り知れない。妹のマヤ、姉のアルマ、そして兄弟や姉妹全員に。これまで支えてくれて本当にありがとう。みんなに感謝します。

選対責任者のデビッド・プラフに。この選挙戦の縁の下の英雄。アメリカの歴史でおそらく最高の選挙運動を設計したデビッド・プラフに、感謝したい。

そして戦略責任者のデビッド・アクセルロッドに。最初からいついかなるときもずっと一緒に歩いてくれた彼に、感謝したい。

このために集められた、政治史上最高のチームに。この結果はみなさんのおかげです。この結果を生み出すために、みなさんはたくさんのことを犠牲にしてきた。私はみなさんにいつまでも感謝し続けます。

けれどもほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。

大統領の職を目指した人たちの中で、私は常に決して有力候補ではなかった。最初からたくさんの資金があったわけでもなければ、大勢の後援を受けていたわけでもありません。私たちの選挙戦はワシントンの広間で始まったわけではない。この選挙戦は(アイオワ州)デモインの裏庭で始まった。(ニューハンプシャー州)コンコードの居間で始まった。(サウスカロライナ州)チャールストンの玄関ポーチで始まったのです。この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、そうやって築き上げていったものです。

若者は無気力だという神話を拒絶した若者たちが、給料の少ない、そして睡眠時間のもっと少ない仕事に自分を捧げるため、家と家族から離れて参加してくれた。だからこの選挙戦はますます力をつけたのです。

あるいはそれほど若くない人たちから。凍てつく寒さと焼け付く暑さにもひるまず、家から家へと赤の他人のドアをノックしてくれた人たちから力を得ました。ボランティアとなって組織を作って活動した、何百万人というアメリカ人から力を得ました。建国から200年以上たった今でも、人民の人民による人民のための政府はこの地上から消え去ってはいないのだと証明してくれた、そういう人たちから力を得たのです。

これはみなさんの勝利です。

それに、みなさんがこの選挙に参加したのは、ただ勝つためではないと分かっています。ただ私のために参加したわけでもないことも、分かっています。今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。

今夜ここにこうして立つ今も、私たちは知っています。イラクの砂漠でいま目覚めようとする勇敢なアメリカ人たちがいることを。アフガニスタンの山岳で目覚めるアメリカ人たちがいることを。彼らが、私たちのために命を危険をさらしていることを。

子供たちが眠ったあと、自分たちはまんじりともせず、どうやって住宅ローンを払ったらいいのか、病院の請求書をどう払ったらいいのか、子供の大学進学費をどうやって貯めたらいいのか、眠れずに途方にくれている母親や父親があちこちにたくさんいることを。

私たちは、新しいエネルギーを活用しなくてはならない。新しい仕事を創り出さなくてはならない。新しい学校を造り、脅威に立ち向かい、同盟関係を修復しなくてはならない。

私たちの前には、長い道のりが待ち受けています。目の前の斜面は急です。目指すところに、1年ではたどりつかないかもしれない。大統領として1期を丸ごと使っても無理かもしれない。しかしアメリカよ、私たちは絶対にたどり着きます。今夜ほどその期待を強くしたことはありません。

みなさんに約束します。私たちは、ひとつの国民として、必ずたどり着きます。

これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。

けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。

21カ月前、真冬の最中に始まったものを、この秋の夜に終らせるわけにはいかない。私たちが求めていた変化は、ただこの勝利だけではありません。この勝利はただ、求めていた変化を実現させるための、そのチャンスを得たに過ぎないのです。そして以前と同じようなやり方に戻ってしまったら、変化の実現などあり得ない。

みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。

今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、メーン・ストリート(普通の町の中央通り)が苦しんでいるのにウォール・ストリートだけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。

この国の私たちは、ひとつの国として、ひとつの国民として、共に栄え、共に苦しむのです。この国の政治をあまりにも長いこと毒で満たしてきた、相変わらずの党派対立やくだらない諍いや未熟さに再び落ちてしまわないよう、その誘惑と戦いましょう。

共和党の旗を掲げて初めてホワイトハウス入りしたのは、この州の人でした。そのことを思い出しましょう。共和党とは、自助自立に個人の自由、そして国の統一という価値観を掲げて作られた政党です。そうした価値は、私たち全員が共有するものです。そして民主党は確かに今夜、大きな勝利を獲得しましたが、私たちはいささか謙虚に、そして決意を持って、この国の前進を阻んでいた分断を癒すつもりです。

かつて、今よりもはるかに分断されていた国民にリンカーンが語ったように、私たちは敵ではなく友人なのです。感情はもつれたかもしれないが、だからといってお互いを大事に思う親密な絆を断ち切ってはなりません。

そして私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです

この国から遠く離れたところで今夜を見つめているみなさん。外国の議会や宮殿で見ているみなさん、忘れ去られた世界の片隅でひとつのラジオの周りに身を寄せ合っているみなさん、私たちの物語はそれぞれ異なります。けれども私たちはみな、ひとつの運命を共有しているのです。アメリカのリーダーシップはもうすぐ、新たな夜明けを迎えます。

この世界を破壊しようとする者たちに告げる。われわれはお前たちを打ち破る。

平和と安全を求める人たちにお伝えします。私たちはみなさんを支援します。そしてアメリカと言う希望の灯はかつてのように輝いているのかと、それを疑っていたすべての人たちに告げます。私たちは今夜この夜、再び証明しました。この国の力とは、もてる武器の威力からくるのでもなく、もてる富の巨大さからくるのでもない。この国の力とは、民主主義、自由、機会、そして不屈の希望という私たちの理想がおのずと内包する、その揺るぎない力を源にしているのだと。

それこそが、アメリカと言う国の素晴らしさです。アメリカは変われるという、まさにそれこそが。私たちのこの連邦は、まだまださらに完璧に近づくことができる。私たちがこれまで達成してきたことを見れば、これから先さらに何ができるか、何をしなくてはならないかについて、希望を抱くことができるのです。

今回の選挙には色々な「史上初」があり、これから何世代にもわたって語り継がれるいろいろな物語がありました。けれども私が今夜なによりも思い出すのは、アトランタで投票したひとりの女性の物語です。彼女はほかの何百万という人たちと同様に、この選挙に自分の声を反映させようと行列に並びました。ただ1つだけ、ほかの人と違うことがあります。アン・ニクソン・クーパーさんは106歳なのです。

奴隷制が終ってから一世代後に、彼女は生まれました。道路を走る自動車もなければ、空を飛ぶ飛行機もなかった時代です。その時代、彼女のような人はふたつの理由から投票できなかった。女性だから。そして皮膚の色ゆえに。

さらに私は今晩、アメリカで生きた100年以上の間にクーパーさんが目にした、ありとあらゆる出来事を思っています。心を破られるほどの悲しみ、そして希望。困難と、そして進歩。そんなことはできないと言われ続けたこと。にもかかわらず、ひたむきに前進し続けた人たちのこと。あのいかにもアメリカ的な信条を掲げて。Yes we can。私たちにはできる、と。

女性は沈黙させられ、女性の希望は否定されていた時代にあって、クーパーさんは生き続け、女性が立ち上がり、声を上げ、そしてついに投票権に手を伸ばすのを目撃したのです。Yes we can。私たちにはできるのです。

アメリカの大草原に絶望が吹き荒れ、大恐慌が国を覆ったとき、クーパーさんは「新しい契約(ニュー・ディール)」と新しい仕事と新しく共有する目的意識によって、国全体が恐怖そのものを克服する様を目撃しました。Yes we can。私たちにはできるのです。

この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは見ていました。Yes we can。私たちにはできるのです。

クーパーさんは(人種隔離政策が行われていたアラバマ州)モンゴメリでバスが黒人を差別するのを知り、(同州)バーミングハムで警官が消火ホースの水でもって黒人を抑圧するのを知り、(流血のデモ行進が行われた同州)セルマの橋を知り、そしてアトランタからやってきた牧師と時代を共有しました。アトランタからやってきたその牧師は人々に「We shall overcome(私たちは克服する)」と語った。Yes we can。私たちにはできるのです。

人が月面に着陸し、ベルリンでは壁が崩壊し、われわれの科学と想像力によって世界はつながりました。

そして今年、この選挙で、彼女は指でスクリーンに触れ、そして投票したのです。なぜならアメリカで106年生きてきて、幸せな時代も暗い暗い時代もこのアメリカでずっと生きてきて、クーパーさんは知っているからです。このアメリカと言う国が、どれほど変われる国なのか。

Yes we can。

アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?

その問いかけに答えるチャンスを今、私たちは手にしました。今この時こそが、私たちの瞬間です。

今この時にこそ、私たちは人々がまた仕事につけるようにしなくてはなりません。子供たちのために、チャンスの扉を開かなくてはなりません。繁栄を取り戻し、平和を推進しなくてはなりません。今この時にこそ、アメリカの夢を取り戻し、基本的な真理を再確認しなくてはなりません。大勢の中にあって、私たちはひとつなのだと。息をし続ける限り、私たちは希望をもち続けるのだと。そして疑り深く悲観し否定する声に対しては、そんなことできないという人たちに対しては、ひとつ国民の魂を端的に象徴するあの不朽の信条でもって、必ずやこう答えましょう。

Yes we can。

ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカ合衆国を祝福しますように。


September 02, 2008

またもや首相辞任

福田首相には何も期待していなかったし、最近はまったく存在感もなかったので、やめたことそのものは別にどうでもいいのだが、二人の首相が立て続けにいやになったらやめて自民党内でタライ回しというのは無責任すぎないか。

こういうときにこそ解散総選挙すべきだろう。

次の首相は自民党員だけでなく国民全体の総意によって選ばれるべきだと思う。

June 07, 2008

聖の青春

ヘタなくせに見るのだけは好きな将棋の世界。

羽生<もうすぐ永世名人>善治は、同じ世代の中で、最も尊敬する人物の一人だ。

29歳の若さで夭折した「怪童丸」こと村上聖九段についてのドキュメント『聖の青春』を今頃になって読んでみた。

将棋を知っている人にも知らない人にも、これ以上にお勧めできる本はちょっとない。

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