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August 27, 2005

「今の私に私欲、私心は全くない。」

天木直人氏の言葉を無断で転載させていただく。
遂に日本にもガンジーのような人が現れたか、というのが今の感想だ。
このような無私の人を、大きな力に育てていくのは、民衆がそれを共感をもって認知できるかどうかにかかっている。

(転載はじめ)

2005/08/27 考えた上での決意だった 天木

考えた上での決意だった

 読者の皆様

  26日、私は横須賀市の市庁舎にある記者クラブに赴いて、神奈川11区から無所属で立候補する記者会見を開いた。文字通り一人で選挙に挑むことになる。

 その間、色々な人が色々なことを私に言ってきた。様々な選択肢があった。今こそ選挙に出るべきだという声から、そんな馬鹿なことをするな、選挙は勝たなければ意味がないという強い反対論を述べる者もいた。私は迷った。悩んだ。そして結局最後にたどり着いたのは、最後は自分で決断するほかは無いということだった。この決断は生易しい事ではなかった。

 その間わかったことは、人々は無責任であるということだ。自分の立場や組織のことしか考えないということだ。既存の政党や政治家は、与野党を問わず大きな違いは無い。選挙に勝つことを最優先する。もっともらしい事を並べたてるが私の心には響かない。私に語りかけてくる多くの人は声をかけるだけかけて最後は逃げていく。

 政治とは何か。それは政治に自分たちの声を反映させる術のない大衆のために働くことであろう。その為の覚悟をもつことであろう。私にはそのような崇高な覚悟は無い。しかし少なくとも今の日本の政治を変えたいという思いはある。一石を投じたいという純粋な気持ちがある。

 今の日本の選挙制度の下で、政治状況の中で、無所属で一人出馬することが如何に不利に出来ているか、今回一人で手続きを進めてわかった。我々には被選挙権は無いに等しい。それがわかっただけでも良かった。そして今まさにそのような大衆とかけ離れたままの日本の政治に私は挑戦する。

 私が訴えることは唯一つ、強権な小泉政治がこの国を壊そうとしている中にあって、我々はそうさせてはならないということだ。この国は一握りの政治家や官僚、財界によって作られるのではない。多くの無力な、しかし毎日を自分の手で生き続けている大衆の人生の集合体である。ならば政治を彼らの手に取り戻そうではないか。

 イラク戦争を支持し、戦争国家であり続ける米国に日本を売り渡す政治が国民の為であるはずはない。米国というくびきから解き放たれた基地のない平和な日本を取り戻し、自然と共存しながら物心とも豊かな暮らしをとりもどす、それだけでいい。そしてそれを叫ぶ最もふさわしい場所は神奈川11区をおいて他にない。

 私は後悔はしない。有権者の心に届くかどうかわからないが、私は真実を訴えるつもりだ。選挙結果がどうであれ、再び皆さんの前に帰ってくることをお約束する。

* * *

 「今日の言葉」で「考えた上での決意」であったことをお知らせした。その後多くの励ましの言葉をいただいた。その声に心から感謝したい。繰り返して述べるように最後はすべて私の決断の結果だ。容易な決断ではなかった。その決断が正しかったかどうかもわからない。しかし今から2年半ほどまえに、イラク戦争に反対してあらたな人生を始める事になった私の行きつく先であったと思う。大げさに言えば、よくも悪くも必然であったとさえ思えるのである。こうなった以上私にできることは自分の限りを尽くして思いを遂げることである。その結果がどうであれ、今までのとおり自分の思うように思いを呼びかけていくしかない。

 多くの方々から支援をしたいとの有難い言葉をいただいている。少しでも助けてもらいたい心境である。しかし悲しいかなそういうご支援を指揮、監督していくだけの余力は今の私にはまったくない。とにかく立候補できる最低限の要件を30日までに整えることで精一杯である。それを私と身内の2-3人で分担して進めていくことで手一杯である。

 幸いな事にきくちゆみさんという活動家が親身になって手伝ってくれている。彼女はあるいは皆さんの支援の厚意についてそれを取りまとめてくれる力があるかもしれない。彼女に断りなく、連絡先をお知らせしておきたい。自宅****-**-****、携帯***-****-****。私の携帯電話は***-****-****である。

 もう一つ。私の立候補が民主党候補の票を食って迷惑をかけることになるという声がある。そこは確かに私も悩んだところである。しかし今のままではどのような候補者も小泉首相を倒す事は出来ない。そうである以上残された道は全野党の共闘による小泉首相との一騎打ちの実現しかない。そのために私は風を吹かしたいと思った。民主党候補に一本化できるのであれば、そしてその候補で小泉首相に勝てる可能性が出てくればわたしは喜んでその候補者の応援に回る覚悟はある。私は身を挺する覚悟は出来ている。今の私に私欲、私心は全くない。

 明日28日の夕方に、横須賀市の駅前近くに借り上げた事務所に移って、私のほか3人ばかりの素人でささやかな事務所開きを行う。そして30日に届出をした後で横須賀市の中央駅前近くのどこかで第一声を上げる。その場所もこれから探す状況だ。それから後はただただマイク一つで街頭演説を続ける。それがどこまで有権者に届くか、どれだけの票が集められるか、もとよりまったく不明である。

 それでも私に出来る事はそれしかない。しかし私にはそれだけは一人でも出来る。イラクで戦死した米兵の母親、シンデイ・シーハンさんがブッシュ大統領の私邸で野営して訴えている、そのことが反戦のシンボルとして広がっている。この行動に励まされて、私は小泉首相に「あなたの嘘の為に日本の心ある人々が悲しみ、悩み、憤った。今こそ間違いを認め、米国の軍事行動と決別すべきだ。それを小泉首相に求めていこう」と神奈川11区の有権者に訴え続けていく。

(転載おわり)

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